愛することの安易、そして「愛している」と発することの困難。

■晴れているから、あるいは行き過ぎ

すみませんでした。やり直していいっすか? ってのが通じるのは、けろやん。なんかの世代までの特権だと思うよ。だから、けろやん。は、もっとどんどんやればいいと思う。やり直しのエネルギーみたいなさ、そういうのも、凄いあるじゃない。おっ、まだやるか、まだやるか、わーみたいな。で、実際動いたりするし。

  BigBangさんの言葉。BigBangさん、「ことのは問題」*1で、誰もが、茶道口から入り、少しばかりの茶を立てて濁す中、唯一人*2、「幻の報道機関問題」の追求を行った人。相手は、現在も存在しているカルト*3集団が背後にいるかも知れない*4人間たちだ。少なくとも当時は、そのような認識が強かったと思う。

  私も含めて、ネット世界においては、閉塞蟄居している人間から見れば、危険で馬鹿*5な英雄(ヒーロー)だった。したがって、私なんかは怖くて、騒ぎを傍観しているだけ、のはずだったけど、松永氏インタビューで、なんというか「お茶の間世界」が、R30氏の言葉で世界が一変した。もちろんネット世界という世界。

  R30氏は、finalvent氏と並ぶビッグ・ブロガーだと思っていた*6。現在でも、揺らぎながらではあるが、そう思っている。そのR30氏の次の言葉、

http://gripblog.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/__c076.html
R30 :「私はそうは言えません」というレベルにあるならば、逆に言うともう、これってアジアと日本の戦争責任問題と同じだぞと。日本人って実はアジア人からこういう風に見られてるんだぜ。それって俺たちがオウムってことなんだぜ。と言うしかないんだよね、そう思う。

で、全五回のインタビューは締め括られた。ここから、走り出した「同列・一般化」の方向性って、とても危険なことだと思った。そして、ベストセラー作家でジャーナリストの佐々木氏が、「「ことのは」問題を考える」で論を強固に展開し、さらには、歌田明弘氏が、中学生すらが店先で立ち読みする雑誌、週刊アスキー誌上にて「われわれはみな「隠れオウム」の容疑者」*7を書いた。

  この私が単純に一般化と述べている論理、分る人には、深い意味があるのかもしれない。id:finalvent氏なんかは含みを残して書いている。

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060425/1145920435
 ⇒けろやん。ブログ。 - [ブログ世界] ことのは騒動2.0

・・・合掌。なんか一応日本人である私も含めて、日本人全員の問題に昇華してしまいました。
 合掌。
 このあたりは思想の領域の問題でもあり、ちょっとプロパーかもしれない。
 ワタシ的には吉本隆明とかまた出てくることでもあるが、まあ、これはアッチに随分書いた。読まれているかどうかは別として、ちょっと現状ではさらに言うことはない。

  しかし、私のような一般ピープルは、そういう深く読み込んだり出来ないと思ったんですよ*8。ただ、同列に論じてしまう危険性しか理解できないんですよ。そして、あなたの声は大きいんですよ。少なくともインターネットという狭い世界では(皮肉じゃない)。

  だから、私は、R30氏を起点とする、佐々木氏、歌田氏の論陣に対して非力ながら攻撃した。途中から、揶揄が入り、さらには茶化してしまった面もあるが、反省していない。ごめんなさい、は言わない。

  そして、ブロガーあるいはライター松永さんの復帰問題。最近は、その話題、一辺倒な気がする。しかし、その問題ってそもそも原初的に存在していた問題でしょ?少なくとも私はそう考えていたよ(後出しじゃない)。*9それをね、「3バカ」(悪いけどそう呼ばせてもらう)がこじらせたんでしょ?

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060831/1156995843
 この問題は松永さん個人の問題という契機のなかで問われているが、広義にはオウムだった人と市民社会の友愛の実践でもある、とか書くと、その表現で反吐が出そうな人もいるし怒る人もいるだろうが、社会の許しというか許容ラインというのを見つけていかないといけない。

  書いている意味が私の理解と合致しているのか分らない(少なくとも精確には伝わっていないと思います)。しかし、反吐は吐かないよ。いまさら感はあるけどね。そして、私は、私は、少なくともR30、佐々木、歌田の三氏が、問題をこじらせたことに、怒りを感じている。三氏の問題については、あなたは、全く書いていない。R30氏と佐々木氏の名前はあるがインタビュー参加者としての意味でしょ?そこが、あなたと根本的に立位置が、異なると述べた理由だ。

  しかし、Ereni氏のコメント欄でも、書いたが、R30氏はジャーナリストじゃない。少なくともジャーナリストを称する佐々木、歌田(プロフィールにジャーナリストと書いてある)の両氏には、こじらせた「ことのは騒動」の説明ないし、自説を補強して提示して欲しい。

  と、長々と書いたけど、要約すると罵倒するのは簡単。「愛しているよ」と言うことは、とてもとても難しいということ。「その言葉を発した時に、発生してしまうことって、たくさんあるんだよ!」、ってこと。30代の小僧な私でも、理解するほどの知性と感性を有しています。

(追記、16:35頃)
本文最後の一パラグラフは、冒頭のBigBangさんの「私への買いかぶり」への返信と、我が身への自戒・発奮?を込めた言葉で、finalvent氏の書いた「愛」を揶揄するような意味ではない。さて、出かけてきます(´・ω・`)ノツ

(追記、16:07頃)
で、R30さん、さっきも消したよね、コメント。また消してしまうとはね(あなたには、正直ガッカリだ)。消すことに慣れてしまうと、生活がつまらなくなると思うよ(´・ω・`)<・・・
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(追記:16:51頃)
さいこさんに指摘いただきました。R30さんが、消した私のコメントは、アフィリエイト・スパムコメントとのことです。言われて見れば、そうだと思い至りました。。しかし、書いたときは、そう思ってなかったんですよ。R30さん、失敬。なお、女性に対する汚いコメントは嫌いですが、本件の指摘に関しては、さいこさんに感謝します。

(本稿以上)

*1:私は、ブロガー・松永さんがカミングアウトした時点を想定している

*2:民主党懇談会出席者、及び「報道機関設立」関係者として。

*3:私はそのように某教団をびgg理解している。

*4:これは、今でも不明。少なくとも私には

*5:愛すべきバーカではなく、馬鹿という意味。失礼。

*6:hankakueisuu氏を除く

*7:ネット版は紙版を要約している。週刊アスキー掲載全文は、レイアウトも含めてhttp://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20060606/archiveにjpgファイルであります。

*8:自分の知的レベルに合わせてしまったのかもしれない、と補足するが、これはただの補足

*9:もちろんある程度のレベルをクリアして。このレベルは過去に書いたことがあると思う。ただ悪いけど、昔と同じ気持ちで「絵文禄ことのは」を読むことは出来ない小さい私であるのは認めるよ。