社説・春秋

春秋(9/14)
 秋の雨にも色々あって、夏の名残の夕立は秋驟雨(あきしゅうう)、夏果ててすぐの小雨は秋微雨(あきこさめ)。長雨は秋霖(しゅうりん)、秋黴雨(あきついり)という。涙を灑(そそ)ぐ寂しい灑涙雨(さいるいう)もあれば、霧の小便と呼ぶ地方もある。詩人の高橋順子さんが文を書いた写真集『雨の名前』は、そんな色々を伝えてくれる。

  で、どこに持って行かれるのかな?と思ったら、最後は、

5万余の観衆が立ち上がり送った拍手は松井選手の欠場中の頑張りに向けられたのだろう。

  いや、始めと終わりを茶化すわけではなく、ちょっと展開にビックリしたのです。ところで、「菜種梅雨→梅雨→雷雨、そして・・・」でも書きましたが、雨に関する言葉は豊富ですね。驟雨という言葉が気になり辞書を引いたら、「夕立や雷雨の類」とあり、勘違いしていたことに気が付きました。横に目をやると、「愁雲:うれいを感じさせる雲」という言葉が目に入り、東の空を眺めたら、薄い雲を突き抜ける太陽の光が眩しくて。

  なにはともあれ、天気が良いので低山ハイクに行ってきます。雨が降リ出したら、先日購入した防水装備のテストをしてみよう。

(本稿以上)