幾つかの備忘録
昨年と同じ八ヶ岳山系に行ったので、前回と同じようなことを書くのもなんだしなあ、と思いながらも、書いておいたことで役に立ったこともあるので、今回も一応メモしておこう。まずは、幾つかの備忘録。
■八ヶ岳の穴場etc.
- 行者小屋から赤岳鉱泉への道は良い
蘚苔類 (コケ植物)が瑞々しく輝いている。高山植物も豊富。行者泊の暇つぶしに良いところ。今回、初めて、昼間に歩いて知った。
- 文三郎尾根、中岳ノコルへの分岐のコル方面しばらくの場所は絶景
赤岳、横岳、硫黄岳(ここまで見れたかは不明)を一望できる。行者小屋前よりも絶景かも。あと、涸沢の広場上になっているので、登山者の邪魔にならず、のんびり鑑賞できる。上記同様、行者泊の暇つぶしに良い。
- 赤岳、文三郎尾根の中岳分岐を少し下ったところ
ここのガレ場の登山道を3メートルくらい離れたところに上るとコマクサが群生している。群生っていうほどではないけど、朝露に濡れていて綺麗だった。
- 赤岳鉱泉周りの硫黄岳
地図にも「ジョウゴ沢に迷い込みやすい」と書いてあるが、本当に裏同心ルンゼに迷い込みやすい。ルンゼは岩壁登攀用の踏み跡があまりにもはっきりしていて、樹林帯を抜けるまで視界は利かず、樹林帯を抜けて初めて硫黄岳ルートではないことが判った。すなわち、迷い込んでしまったのだよ(´・ω・`)。その直前の大同心ルンゼは迷い込み難いが、一応気をつけた方がいいかも。
- ガスっている時の赤岳直下の岩場
何箇所かルートを外れそうになりそうな所があった。上りよりも特に下りに気をつけなくちゃと思った。「迷い込んで、切り立った崖上に出てしまった」と冷や汗をかきながら語る青年が居た。
■装備etc.
- テントシート
前から思っていたのだけど、マットはやめにしてテントシートがあれば十分かな?何年か前、撤収時、大風に吹かれて崖下に飛んでいってしまったテントシート。あとは、空気を入れて使うマット。これは贅沢かな。
・参考:
■サイドジップスリーピングバックカバー
■パイネ テントマットM
- コンロ
今回「EPI REVO-3500ストーブ」を使ったのだけど、やっぱり優れものだった。今まで、頑迷にケロシンコンロoptimus00を使っていたけど、プレヒートは要らなくて、火力も強いな。optimus00製造中止になったしなあ、と黄昏て検索してみたら、オークションの開始値段19,800円。プレミア付いてるぞ。まあ、これは非常時用の荷物に入れて置いて、災害に備えよう。
あとカートリッジは「230パワープラスカートリッジ」を使用したけど、二泊程度だったら、これより小さいサイズ(110グラム)で十分かな。一つ予備に持って行き、試してみよう。一食分で点火時間約5分くらいだった。
- コッフェル
コンロでプレヒートが必要無い分、大一つで十分。小は使わなかった。
- 週刊誌
行きの電車で隣の人から貰い、そのまま山に持ち込んだ。これが結構便利。枕もどきになるし、ゴミ袋の最後にページを破り被せて封印するとかの利用法も。もちろん読物として、どうしても持ち込んだ本が読めないときに読める。くれた隣の人には感謝。この人は、ちょっと面白い人だったから、後で書こうかな。
- 食料品
餅を持って行くのを忘れて腹減った。非常食の米には手をつけなかったけど。ナントカリゾットとかだけではやっぱりダメだ。今回は、食欲旺盛であったこともあるけど、やっぱり餅とアルファ米は必要。リゾットは作り易くて、食べ易いけど、腹がオキナイ*1。あと、餅は小さめに切っておくと熱が通りやすい。
行動食では、SOYJOYが良かった。カロリーメートを使用していたけど、パサパサで喰い難いし、なによりも喉が渇く。SOYJOYはアプリコットとレーズンを食べた。後者も美味しかったけど、前者が美味しかったな。あとシークウヮーサーの飴玉はよかった。袋入りのプルーンも持って行ったけど、食べなかった。でもよさげだから、次回も持って行こう。
- 飲料
麦茶パックが部屋にあったので、それを空のポリタンクに入れて持ち込んだ。そして山の冷水で飲んだのだけど、不味かった。熱い紅茶は美味いのだけど、どうも茶類は合わないのかも。
あと、買出しに出かけたスーパーで、ポカリスウェットの粉末があったので、衝動買いして使用したけど、どうなのかな?美味いといえば美味いし、結構、飲んでしまうのが難点。行動中は水が美味しいし、それで十分かも。テント場で飲む分には美味しくていいかも。小分けにして持ち込もうかな。
- 服装etc.
この季節(8月24日-26日)は、防寒着としてセーターは要らない。予備シャツで十分。予備シャツも使わなかった。シェラフも要らないかも。シェラフカバーで十分かな。
- 双眼鏡
これは是非とも購入しよう、と前に思ったのだけど忘れていて、やっぱり欲しい。北アルプスで遭難死された写真家の岡田昇氏が、どこかで書いていたけど、「カメラは持って行かなくても、双眼鏡は持って行く」という言葉を噛み締めよう。
- 作者: 岡田昇
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1996/12
- メディア: 大型本
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- LEDライト付きライター
無くても全然困らないけど、あればあったで便利だった。タバコ屋のおばあさんから貰ったKENTと書いてある百円ライター。ガス充填式なので、次回も持って行こう。そして、大切にしよう。
■その他
- パッキング:全体
下山時のパッキングが下手すぎ。撤収に30分弱かかる。テントは割りと早く撤収できるのだけど、シェラフの収納が苦手。ギュウギュウと力を込めて丸めてパックに入れるのだけど、どうもパックの大きさに比して畳み方が大きい。他は割りと上手くパッキングできた。
- パッキング:小物
これは基本(なのかな?)だと思うのだけど、食事を一食ごとにチャックできる袋に小分けしておくと便利。空いたチャック袋は、色々使用できるし。
■やること
- 靴の整備
靴紐の確認。一箇所、危ないようなところがあった。左靴の紐通し金具の修理。ひん曲がっているところがある。あと、両足のつま先のゴム部分の修繕。これは、修繕道具を使って入念に治さなくちゃ。靴底は、まだ平気。
- 靴下
毛糸のソックスが、もうダメだ。購入するか、母ちゃんに夜なべして編んでもらおう。
- ズボン
十年くらい使っているけど、そろそろダメかも。お気に入りだったのになあ。縫い目を修繕して使ってたけど、そろそろその周囲が危なくなってきている。購入しようか、考えよう。
あとで、持って行った物一覧も続けて書いておこう。
*1:四国方言で、「お腹に溜まる」、「腹が一杯になる」みたいな言葉。