ジャーナリストの巣

  倫敦橋さんのエントリ経由で知った佐々木”ジャーナリスト20年”俊尚氏のエントリを分析してみましょう。

ライブドアへの強制捜査にからんでのうわさ話 

  まずは、パラグラフを分けてみます。

1.噂の紹介
2.伝聞紹介
3.経験吐露
4.伝聞紹介
5.伝聞紹介
6.感想
7.引用(「また同じ日・・・」と「<不正行為の詳細・・・」はこのパラグラフに含める)
8.感想
9.疑問の提起

  「噂の紹介」に始まり、「疑問の提起」で終わっています。



ジャーナリストなら調べりゃいいでしょ・・・

  とトラックバックで、呆れられてるのも当然といえば、当然ですね。でも、「ジャーナリスト俊尚氏だけど、これは記事ではなく、ブログエントリだから、おかしくないお!」という人もいるでしょう。私も同感ですが、まあ、その辺は、私の佐々木氏への嫌悪の発露ということで、スルーしちゃってください(´・ω・`)・・・。

  次に、それぞれのパラグラフから、特徴的な書きぶりを引用してみます。

1.(中略)噂が、マスコミの中を駆けめぐっている。
2.ある全国紙記者*1の話(中略)という話が出ている
3.(中略)決して珍しいケースではない。
4.テレビ業界関係者*2の証言として、(中略)含みのある発言に聞こえた。
5.(中略)昨年末には情報をつかんでいたらしい。
6.(中略)かなり以前からの準備がなければ、こうした記事は書けない。
7.(中略)的確な論説も掲載されている。
8.また産経新聞は(中略)連載をいきなりスタートさせた。
9.(中略)かなり気になるところなのである。真相はどうなのだろう。

  当該エントリ。要約すると、「駆けめぐる噂が気になるなあ。真相はどうなのだろう(´・ω・`)???」。ま、ブログエントリだからいいんだろうけど。


  ところで、当該エントリを一読して思い出したのは、旧舘炎上時のガ島氏の泣き声だ。ログを残していないので、正確ではないが、こんな感じだった。「コメント欄の黒崎氏という方に7つのIPがあるんですけど、これはどうしてですかね?システムには詳しくないので、知っている人教えてくれませんか(´・ω・`)?」。涙が滲む悲痛な声だったように記憶している。

  アングル、構図が妙にプロフェッショナルに見える募金写真。そして、悲痛の叫び。しかし、彼は、焼け跡から涙を拭いて、日経BPで立ち上がる。

http://weblogs.nikkeibp.jp/gato/2005/03/050331ai.html

  
  華々しき連載第一回は、以下の言葉で締め括られる。

最後に、意地悪な言い方をすれば、さらに時代が進んでメディアの収益基盤が揺らいだとき、今回「愛」を支持したメディア関係者がどのような対応をするのか見てみたいものだ。

  「見てみたいものだ」という言葉に表象されるように、これは、ガ島氏の”脱ジャーナリスト”宣言であろう。2005年3月末日。その彼が、「噂の真偽を教えてください!」と問いかける自称ジャーナリストとともに、デジタル・ジャーナリズムを研究している。

  犬が走る時代の流れ。

(本稿以上)

*1:人脈自慢その1。地方紙記者ではないところにササキ臭が感じられる

*2:人脈自慢その2。