ああ、あの人か・・・

  再び、倫敦橋さんがらみの話。「ネットバトル 小谷野敦のこと」というエントリを間奏曲風に書いていた。私は、小谷野敦さんという人を知らなかったので、特にリンク先を辿ったりしなかったのだけど、名前だけは頭に刻まれていたようで・・。

  昨日、本屋でブラブラしていたら、「週刊新潮」が目に留まり、「あれ、火曜日発売だったっけ?木曜日じゃなかったかな?おっかしいなあ・・・」と思いながら、「満州の夜と霧」という連載モノを読んでいるので購入しました。で、チラチラと読んでいると、福田和也氏の「闘う時評」というところに、”小谷野敦”という文字があったわけです。引用してみましょう。

小谷野敦氏の『谷崎潤一郎伝 堂々たる人生』は、これまでの不毛を補う好著です。ベストセラー『もてない男』で知られる著者は、(以下略)

  谷崎潤一郎伝の人がなんで、ネットバトル(´・ω・`)?と不思議に思ったのですが、ふむ「もてない男」の著者だったんですか、小谷野さん。

  
  自身モテナイ男である私は、もちろん読みましたよ。でも、内容をまったく覚えていないんだ。その理由は、
①あまりに薄っぺらな内容だったから、
②あまりに身に覚えがあり、防御本能発令により記憶を消したから、

のいずれかは知りませんが、これほどまでに、内容を覚えていない本というのも面白いものだなあ、と思いました。梅雨明けの匂いを感じる朝。

(本稿以上)