男の叫び 

  高校野球も終わって、プロ野球も終わって(ねえか)、まあ、夏も終わりであります。今年の夏の甲子園は、いつも以上に見応えがありましたね。横浜が初戦で破れるところから波乱含みが予想され、大阪桐蔭の中田選手もデスイズ中田というホームランを打ち、清峰が春の21失点を22得点で汚名返上して、素敵な未来に向かいました。

  だがしかし、忘れてならないのは県立鹿児島工業高校です。たしか鹿児島県勢としては、53年ぶりの公立高校の出場ということ。そうだったのです。鹿児島県は隠れた私立名門校の牙城だったのです。そして、私立高校の牙城と言うか、大きな壁で思い浮かべるのは、東西東京と大阪でしょうか。東東京は、都立城東が飛び出したことが記憶に新しいですね。

  また西東京は、その昔、都立国立高校が出場し、名門箕島高校と対決して破れたことが思い出されます。レギュラーメンバーのほとんどは、大学浪人の末、東京大学に進学したという後日談もありますね。って、なんで、こんなに詳しいかというと、テレビを観ない兄が珍しく、その試合を食い入るように見ていたのです。彼が、高校生の頃だったのでしょうね。

  そして、東西東京以上に私立の壁が厳しいといわれる大阪大会。1991年に大阪府立渋谷(シブタニ)高校が出場しました。このときは、私が高校生だったので公立高校の活躍ということで、テレビにかぶりついていたものです(たしか)。で、トリビアですが、このときの渋谷高校からプロ野球選手になり、メジャープレーヤーにもなったのが中村紀洋選手。うむ。

  で、話が大きく戻って鹿児島工業高校。下手な言葉で語りつくして野暮ったくなるのは自明のことなので、youtubeを見てください(´・ω・`)。これが、男っていうものだよ。俺も吼える男になるぞ!!!

鹿児島工業! 今吉 晃一くん! 高知商戦 - 2回戦
鹿児島工業! 今吉 晃一くん! 香川西戦 3回戦
鹿児島工業! 今吉 晃一くん! 成美戦 − ベスト8
鹿児島工業! 今吉 晃一くん! 早実 −準決勝
Japanese legendary baseball player

参考:
■熱血代打屋・今吉晃「甲子園は天国」

そり上げた頭と1球ごとに「シャーッ」と雄たけびを上げる熱血球児は、昨秋に故障した腰の影響で代打専門となった。(中略)最後の夏が終わっても「甲子園は天国。悔しくないし、満足です」と涙はない。卒業後は故障の影響で本格的なプレーは断念するが「就職して草野球ができれば」と、新たな一歩を踏み出す。

フォトギャラリー

(本稿以上)
(追記、8:58頃)
  今吉晃一選手。吼えて、打ち、痛めた腰に鞭打って滑り込む姿。いずれも素晴らしいですが、でも一番素晴らしいのは、ベンチに戻って、スタンドに向けて脱帽して、挨拶する姿。格好いいよなあ、って思う。

  ちなみに鹿児島工業の主将で四番の鮫島選手。[ことのは騒動]の鮫島さんが、[ことのは騒動]を離れて甲子園で活躍していた、訳ではないと思う。くだらない与太をすみません(´・ω・`)。彼(鮫島選手の方)の笑顔も素敵だな。私が女性だったら、好きになっちゃうな。