というか購入記録

  今、読んでいる小説が、ディープで、ヘヴィで、ホットで、土塊の臭いのする渾身の面白さなのです。こういう小説を読み終えた後は、「(´・ω・`)<ふぅ・・・」、と脱力状態に襲われることが、経験でわかっています。そこで、大きな町に出向く用事があったので、大きな町の大きな本屋で、本をたくさん買い込んで来ました。メモ代わりに書いておきましょう。

1.「number(7月12日臨時増刊号)」:強国燃ゆ
2.高橋和巳「日本の悪霊」(河出文庫
3.千葉俊二編「新見南吉童話集」(岩波文庫
4.伊藤整「小説の方法」(岩波文庫
5.J・J・コノリー「レイヤー・ケーキ」(角川文庫)
6.宮田昇「戦後「翻訳」風雲録」(本の雑誌社
7.福田和也「ろくでなしの歌」(メディアファクトリー

  1.は、W杯期間中週刊誌化した「number」のバックナンバー。ベスト8の戦いの記録(イングランドポルトガルに破れるetc.辺りですね)です。ちなみに、表紙カバーはジダン選手。まだ、”問題”は発生していない時の彼の姿です・・・。実は、先週の木曜日、すなわち最新号が発売される前日、買い忘れていた私は、本屋とコンビニをハシゴして探したのですが、見つからずガッカリ(´・ω・`)・・・していたものです。

  2.は、先日、書いたように「私の履歴書小松左京」からの連想で購入。古本屋で単行本、その後、新潮文庫で購入して読んだので、どこかにブツがあるはずですが、探す気力がなくて購入しました。「けろやん、もったいないね。バカね(笑)」かもしれないけれども、巻末に三島由紀夫とのエッセイが新収録されているので、買っちゃいました・・・。

  3.は、「手袋を買いに」というエントリを書こうとしていて、その関係でネット検索して、久しぶりに読んだ「手袋・・」に感動して購入。こういうモノは、ネットではなくて文庫で日射の下で汗を流して読むのがイイですね。4.は、3.を買うときに平積みされていたので衝動的に購入。伊藤は、「ある詩人の肖像」が、青春の書(恥ずかしいなあ)なので、ちょっと気になった。そういえば、「ある詩人・・・」に出てくる小林多喜二は、先日来触れている三浦浩「記憶の中の青春」に出てくる高橋和巳と被る記憶がある。秀才肌な感じ。違ったかな?

  5.は、新聞だか、雑誌の書評を読んで、とても面白そうなノワール?なので中身を見ないで購入。翻訳モノも読まないと、頭が偏っちゃうしね、とも思った。で、6.これは「本の雑誌」誌面の広告で知った本。文字通り「翻訳」についての風雲録らしい(当たり前だね・・・)。書き出しを読んで、これは買わなくちゃいけないな(´・ω・`)!!面白そうだぞ!と思い購入。

  7.は、6.を探し出した棚の横に置いてあったので、覗いてみると、極めて簡略化した作家の評伝集。24人(!)の評伝が収録されていて、その中で、ドストエフスキーバルザックゲーテディケンズ深沢七郎スタンダール、チャンドラー、H・ジェイムス、三島由紀夫と9人がリストアップされていたので購入。序文を立ち読みしたけど、この序文だけでも価値あると思ったよ。




  ふぅ・・・。「本ばかり読んでいないで、恋愛しろよ、バーカw!」って声が聞こえて来ますが、まあ、それは言わないでくださいね(´・ω・`)・・・

(本稿以上)