村上ファンドへの呪詛、あるいは予言
東京地検、村上ファンドを捜査 証取法に抵触の疑い
http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY200606010351.html
これは、先ごろ紹介した2006年6月5日付AERAにおける「検察vs.村上ファンド」の冒頭部分の影響でしょうか?引用してみましょう。
「絶対、天罰が下る。間違いない。断言したる」
この発言は、阪神タイガースシニアディレクターである星野仙一氏が、村上世彰氏へ向けて発した言葉です。発言日時は、5月15日。
いや、実はね。AERAを読んだ時に、村上世彰が恐れるのは、「改正施行された会社法よりも、参議院で可決・成立した証券取引法の一部改正よりも、星野さんの言葉だろう!」っていうエントリを書こうと思っていたんですよ。ちぇ!出遅れちまったぜ。
『黙示録』が引き金
東京地検が、関係者に当たり始めたのは4月半ばからとみられる。ライブドアにニッポン放送株を、楽天にTBS株を売ったのが村上氏だったことを詳述した拙著「ヒルズ黙示録」が発売されたのは4月7日である。
なんか偉そうで嫌だなあ!って思ったものです。でも実際、彼が著述した「黙示録」が、今回の引き金だったのかもしれないから、大鹿さんって凄い人なのかもしれないな、とも思うよ。
ちなみに、R30氏の「書評:「ヒルズ黙示録―検証・ライブドア」」には、以下のコメントが寄せられています。
このAERAの大鹿靖明記者が、これまでライブドアを最も持ち上げていたマスコミ人の1人だったのですよ。
1年くらい前、ニッポン放送買収騒動の頃のAERAを読み返すとよく分かります。ホリエモンが表紙を飾った号で、大鹿記者のライブドア礼賛記事が載っていたりして。
ホリエモンを時代の寵児のようにもて囃しておきながら、今になって「パンクムーヴメント」の総括ですか。これだからマスコミは…ちょっと滑稽ですね。POSTED_BY:バンビ @May 23, 2006 8:39:04 PM
大鹿靖明氏。イロエロな意味で凄い人なのかもしれないね、って思ったな。
参考リンク:
・「会社法」の概要 (法務省民事局 )
・証券取引法等の一部を改正する法律案
・東京地検、村上ファンドを捜査 証取法に抵触の疑い(魚拓)
(本稿以上)