ビビル俺

  なーに、ビビってんだよ、俺。私は、そう簡単に心揺さぶられたり、嫉妬したり、相手の眼球の間に頭突きを食らわしたりする人間じゃないのに、なんで、揺れてんだよ。”今日”だからか?そうなのか?酔いながら、結構、ミジメな気分になったので、ハモニカを吹いた。相変わらずC調子しかなかったから、「若者たち」を真面目に吹いた。心を込めて、ビブラート?をかけて。

  せっかくの生き残りC調子のハモニカに、多分、茗荷とかシーチキンが詰まったであろう。知ったこっちゃない。でも、可哀想(´・ω・`)。明日、掃除するよ。つか、敵は猫野郎か!!私には、猫友達がたくさん居る。近くの公園で、ショックを受けた日に俯いて、道場のドの字も、トの字も見えず佇んでいた私だが、猫君が、「ケロくん、どうしたの?なんかイヤなことあったの?」って寄ってきた。

  冗談ではない。私は、あのときのことを忘れない。近所に、猫がたくさん居すぎて、誰だかな猫だかは、知らない。でも、あのときの猫くんたちを忘れんよ。まじで、あれは心が通じたのかもしれないな。猫と私。

  で、今日はおしまいだね。さて、寝るよ。

(本稿以上)