野狐禅「日々、割れた日々」

  ハウンドドッグ・テイラー&ザ・ハウス・ロッカーズは、ギター+ギター+ドラムの三人編成。ベースレス・トリオだ。しかし、ベースが無いことをしばし忘れてしまうほど、重厚なブギ&ブルースを奏でる。デストーション・ギターのうねりとドッグ・ボイス。


ガリバー

ガリバー

  で、野狐禅。アルバム『ガリバー』の一発目を飾る曲「日々、割れた日々」。これは、ギター+ピアノ(+ヴォーカル)のドラム・レス・デュオなんだけど、いやあ、凄いね。ピアノとギターが、ドラム音を響かせて、ドラムが無いことをしばし忘れてしまうほど。

  だけどさあ、ここまで歌っちゃう?

例えばエグいタイトルのエロビデオを
アカデミー賞受賞作でサンドイッチして
コソコソレンタルする侘しさ
俺 そういうのを大事にしたい
ずっとずっと大事にしたい

  イロエロな意味で、すご過ぎる曲「日々、割れた日々」・・・。

(本稿以上)
「不完全熱唱」のドラムが、また凄い。バスドラが、ジョン・ボーナムになってしまっているよ。

【追記、9:06ころ】
アルバムジャケットを見ると、「ガリバー」と「ガンバレ」を掛けているんだね。で、その手法?って「アノレファコメンテータ詰所」と似ている、なんて思った。