”伝家の宝刀”を抜かずして、アルゼンチン敗退・・・

  

  最初に、私の立場を表明しておく。立場というか、状況だ。昨晩の23:00頃から、もの凄い睡魔に襲われて、コーヒーをマグカップで、二杯分グイグイ飲んだり、友達に電話したりして、睡魔と対峙していた。そして、伝説開始のキックオフを無事に聞いた。しかし、前半、20分くらいで、矢尽き刀折れ、リビングルームで倒れこみ、大の字姿で昏々と眠ってしまった。眠った俺は、悪夢に襲われていた。なんか、仕事の夢・・・。

  しかし、そこは、顔に似合わず繊細で、用心深い私なので、しっかりとGコード予約をしておいたわけだね。フフフ。まあ、大体、オチがわかるでしょう・・・。延長前半で予約が終わってしまってだね、肝腎要のPK戦を観れなかったのだよ(´・ω・`)<悲しいよ・・・。掲示板を覗くと、レーマン(笑)の反則ぎりぎりのチョコマカな動きがあったり、アルゼンチンチーム内で乱闘があったり(?)したそうだけど、そういう事情であるからして、そこら辺のプレイは現時点では観ていません。

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  さて本題。私にとって、この試合90分の前後半におけるMVPは、アルゼンチンのアジャラ選手。もちろん得点を入れたこともありますが、それだけで選手を評価するような、チャチな私ではありません。しかし、まずは得点シーンでの感動。ドイツは、ディフェンス陣、そしてオフェンス陣もバカでかい。ウドの大木というか、立ちはだかる巨神兵というか、巧い言葉が見当たらないけど巨大だ。従って、アルゼンチンのセットプレー(得点シーンはコーナー・キック)では、必ず、”ベルリンの壁”が出現する。そこでだ、身長177センチメートルの小柄なアジャラが、高き壁を攀じ登るようにして、飛び上がり決めたヘディング・シュート!!!私は、こういう鼠が猫を襲うようなシーンが大好きです。

  そして、アジャラ選手。もともとはディフェンスの選手です。先に述べたように、決して体格に恵まれては居ません。その彼が、本職においても、ドイツの巨兵バラックをしっかりとマークして、彼に仕事をさせない粘り強さを発揮していました。ヘディングの競り合いで、倒れこみ、押し潰されても負けません。そして、最後まで、フェアなプレーで戦っていました。以上、攻守に渡る見事なプレーを見せてくれたアジャラ選手に感謝します。


  さて、さて・・・。2006年ワールドカップで、私の好きなメッシ選手が姿を消してしまいました。アルゼンチンの選手交代については、先発GKアボンダンシエリの途中退場、これも響きました。正直、彼がゴールキックを蹴る際に、倒れこんだ時、「おお!伝家の宝刀をついに抜いたな!」って思ったものです。1点リードしての後半ですから、相手の焦りを誘う時間稼ぎだな、って。しかし、その後、相手FKの重大場面で、退場を余儀なくされ、リプレイ映像を観ると、クローゼの助走をつけた飛び膝蹴りを左わき腹にまともに喰らっていました・・・。映像を観る限りでは、クローゼはレッドカード貰って退場してもおかしくないプレーでしたね。でも、審判はビデオカメラじゃないし人間ですから、しょうがないと、悔しくてたまらないけど、私は納得しました。

  最後に、この試合の主審について。先ほどのクローゼ飛び膝蹴りへの判定は別として、立派にゲームをコントロールしていたと思います。前半、3分にドイツ選手へイエローカードを出して、「俺がルールブックだ!」と宣言した後は、むやみにカードを連発して、選手を萎縮させるのではなく、ラフプレーに対して、選手同士に和解させるという采配。この点については、批判があろうかと思いますが、私は、少なくとも延長前半途中まで(私が観た限りという意味)は、「これぞ、サッカーの醍醐味を引き出す主審だな、ウム!!」と思う采配だったと思います。

  なにはともあれ、アルゼンチン敗退。残念無念です(´・ω・`)・・・

参考リンク
ドイツがPK戦でアルゼンチンを下し、準決勝進出!

(本稿以上、アルゼンチンも以上。しかし、メッシ選手はまだ19歳だし、これからだよね!!)

(追記、15:15頃)
2ちゃんねる経由で、youtubePK戦映像を発見しました。
http://www.youtube.com/watch?v=Kq8S_ZH9ln4&search=pk