ドルトムント前半

  日本vs.プラジル。惜しい。一点リードで終わりたかった。しかし、開始直後からのブラジルの攻撃を封じたディフェンス陣と川口選手に拍手。そして、身体を反転させてボールを受けて、見事なゴールを演じた玉田選手にアッパレ!!まだ、後半45分あるから、頑張れ。正直、2点差で勝たなくてもいい。いや、勝たなくてもいい。とにかく、一生懸命、諦めない、必死のサッカーを魅せて欲しい。頑張れ。

 ドルトムント後半、あるいはシュトゥットガルト

  日本チーム敗退。地力の差が敗因、と言えば救われるだろうが、実際は気力の無さの無様な敗戦。呆れて、悲しくなってしまった私は、中途にて、オーストラリアvs.クロアチアに眼を向けてしまった。クロアチアが勝てば決勝進出。オーストラリアは、勝つか引き分けで決勝進出。どちらのチームも応援したよ。だって、イエローカード連発の中で、一生懸命がんばってたからね。結果は、2-2のドロー。オーストラリア、初めての決勝トーナメント進出。

  ところで、両試合のテレビ解説。日本vs.ブラジルは、お通夜、というか新橋ガード下で上司の悪口に唾飛ばすようなネガティブな解説、とアナウンサー。聴いていて嫌な気持ちになった。一方のオーストラリアvs.クロアチア。なんか知らんが、笑いも混じりながらの解説。たしかに、二枚目イエローが出て、本来、退場の選手が、なぜかピッチで獅子奮迅とまでは行かないにしても、平気で活躍していたし。結局、最後に三枚目のイエローカードをもらい退場。と、同時に終了のホイッスル。

  さて、ブラジル、オーストラリア。決勝トーナメント進出おめでとう。ブラジルは、まあ、ブラジル。ロナウドも日本戦で、少しエンジンがかかってきた感じ。中盤のロナウジーニョやカカは、ファンタジスタ。一方の、オーストラリアは、決勝トーナメントにふさわしい力あるチームか、といえば、まあ、力不足は否めない。しかし、ヒディングマジックに期待するし、フレッシュな旋風を巻き起こして欲しい。FWのケネディってカッコいいね。「戦略大作戦」のオッドポールみたいな風貌と飄々としたプレー。要注目の選手だよ。

(本稿以上、日本も以上、だがアルゼンチンは続いているよ!)

 週刊新潮を読み、思った。

  先々週号の「週刊新潮」で、ライブドア村上ファンドの記事があったので、購入して、おもしろく読んだ。サッカーネタもあったし、どこかに書いたっけ。で、まあ、せっかく買ったのだから、隅々まで読もうね!と思い、それこそ、隅々まで読んだのだけど、佐野眞一の連載ノンフィクション「甘粕正彦−乱心の荒野」が面白い。
  甘粕といえば、戦前日本で憲兵として大杉栄一家を虐殺したとされる、あの甘粕である。彼について、一族の系譜から読み解き、彼の出自の地へ出向き人々の声を聞き集め、さらに軍法会議の陳述記録の分析(←今、この辺)に広がっていく。興味深いノンフィクションである。

  自分が興味のある時代・社会背景、そして事件なので、面白く読めるのは当然と言えば当然。だがしかし、最近のネット上のイロエロを読んでいると、こういう渾身の記事?文章?は、やはり紙媒体にネット世界は敵わないな!と思った。ちょっと、遅いけれども、ネット上で、ライターのお金にまつわるエントリが幾つか人気だったので、リンクを張ってみるね。

みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります。

  このエントリから、大きく広がって、議論もあったように思います*1。書き手である烏賀陽弘道氏。過去に色々問題あることをしたらしい(参照http://alephblogger.blogspot.com/2006/06/blog-post_17.html)けれど、私は知らなかったので、バイアスなしにエントリを読み、「ライターは大変なんだな。でも、こういう裏事情がヒシヒシと書かれるのもネット世界ならではかな?」と思い、面白く読みました。このエントリから派生して、

フリーにとって原稿料とは何か(1)

と、続く(2)も普段わからない詳細なライターを巡る原稿料の話が展開されていて、面白い。現役ライターの方なんかは、こんな裏話を滔々と臆面もなく語る向きに対して、嫌悪感、とまではいかなくても違和感を持たれる方もいる。ただ、私のように素人な人間にとっては、今回は、好奇心を満たすという小さなことではあったけれども、、勉強になったものです。

  さて、随分とアバウトで良い環境とは思われないライター世界ですが、先に挙げた週刊新潮連載中の「甘粕正彦−乱心の荒野」。これって、幾らくらいの原稿料で書かれているのだろうかな?って思いをめぐらせた私です。いや、カネ、カネ、カネ!というわけではなく、単純に興味が湧いただけなのですよ(´・ω・`)

(本稿以上)

*1:議論については、あまり追いかけていないので断定できませんね。